少女の夢の中で繰り広げられる物語
サキュバス(バースト)のキャラストーリー
悪夢の後
町で山ほど食材を積んだキャラバンと遭遇するサキュバス
すっかり町には活気が戻っていた
何かを見つめる少女を見つけ、声を掛ける
視線の先には青年がいた
声を掛けるよう促し、相性を占ってみるサキュバス、なかなかの結果に
話す二人にじゃれる野良猫、町の少女にすっかりなついていた
サキュバスが野良猫と少女の相性を占ってみたところ、結果は最悪
獲物を狩った後、眠りについたはずが町で目覚めるオセ
そこにサキュバスと顔のいい青年が現れる
名前が無いという青年にオセは違和感を感じる
実は青年の正体は野良猫だった
リリムに頼んで町の少女とサキュバス、オセ、野良猫の夢を繋いでいる状態
さらに工夫して野良猫をヴィータの姿にしていたのだった
種族の壁は障害にならないと言うサキュバス
自分のことを猫と言っていたオセに協力してもらうことにしたのだった
山の王者、豹だと怒るオセ、襲いかかろうとするも爪に花が咲いていた
夢の中ではサキュバスに逆らえない
夢の中のことは起きたら忘れてしまうルール
しかし野生の獣は熟睡しないため、覚えていられるというオセ
サキュバスのことをキミ、と呼ぶが本人はサーヤと呼んで欲しい
言葉は覚えない、と聞き入れないオセ
夢の中のルール
町の少女の夢の中であり、彼女の記憶と常識を元に作られている
だから舞台となる町も現実と同じ
夢で怪我したり死んでも影響はない
ただし夢見の力を使って外から入ってきたサキュバスたちは死んでしまったら夢から出られなくなる
ヴィータの姿になった野良猫は町の少女に声を掛ける
しかしいつものように体を擦り寄せてしまい逃げられてしまう
素晴らしい求愛行動、と感心するオセ
ヴィータのやり方に合わせるようたしなめるサキュバス
手始めにご飯に誘うように言うと、お気に入りのゴミ捨て場を案内するという
自分の狩場を案内する、という行動にまたしても感心するオセ
ゴミ捨て場はダメだと教えるサキュバス
野良猫はまず子作りの誘いを提案する
またしても本能的に正しいと同意するオセ
サキュバスは運命について悩む
「運命」という言葉の簡単さ、便利さは気に入っている
だからこそ運命が知れる相性占いも好き
しかし野良猫を見ているとそう単純なものではないと気づく
運命なんてただの音と断ずるオセ
あえて言葉にするなら「選択」
運命とは後から名付けたものに過ぎない、と
その時、町の少女が幻獣に襲われる
幻獣自体は退治したが、少女の悪夢として蘇っていた
野良猫が幻獣の前に立ちはだかる
加勢しようとするオセをサキュバスが止める
自分の選択が正しかったのかを見届けるために
野良猫のおかげで少女の夢は変わり、幻獣が消えていく
感謝しつつ名前を聞く少女
名前がないことを告げると自分が名付けるという
騎士様のように助けてくれたから、名前は…
町が光りだし、目覚めが近づいてくる
野良猫は夢を少しは覚えているかもしれないが、少女はきっと忘れてしまう
しかし夢の中での出来事は心の奥底でずっと残るはず
自分を嫌っているなら誰かを好きにもなれるとオセに話すサキュバス
オセは猫とサキュバスの選択について覚えておくという
夢が覚める頃、オセはもうひとつ伝える
「サーヤ」のことは腹が立つけど、嫌いじゃない、と
夢の終わりへ
野良猫にご飯をあげる町の少女
そこにお目当ての青年が現れ、声をかけてくる
少し話さないか、と誘うものの野良猫は汚いから触らないほうが良いとも言う
町の少女は野良猫と一緒にいる、と断る
悪態をついて去っていく青年に怒る野良猫
猫を気に入った少女は自分の家で飼うことを決意する
騎士様のように助けてくれたから「ナイト」と名付ける
相性最悪でもくっつく、という運命を見破ったサキュバスは結末に満足する
しかしそれは運命ではなく、選択だったと思い出す
夢の中で誰に言われたかは思い出せない
アガリアレプトやリリム、ソロモンたちの元に帰ろうとするサキュバス
しかしその前に「あの子」に会いに行かないといけない気がする
感想
オセは達観してますねぇ…いつ死ぬかわからないから繁殖するなら早いほうが良いという。
この辺りのドライな考え方は動物的なのか、メギドだから繁殖自体にあまり頓着が無いからなのか?
ナイト君の猫らしいアプローチの仕方をいちいち肯定していくオセのズレっぷりが楽しいストーリーでした(^ω^)
特に運命観については深いものを感じます。
それぞれの選択が結果を生み出していくわけで、その結果がドラマチックだった時に人は運命、と名付けているだけなのかもしれませんね。
事象はたんたんと起こっているだけなのに、見るものが勝手に「運命」と名付けているだけ…。
確かにそうですよね( ³ω³ )でも劇的な結果にはやはり運命という言葉を使いたくなるモンです。
サキュバスのキャラストですが、オセの存在感が非常に強かったですね!