追放メギドとヴィータとの間に芽生えた友情の物語
マルファスのキャラストーリー
学校にて
すごくカッコいい新入生について話す女子生徒たち
黒髪でいつも本を読んでいる
噂をするとマルファスの姿が
読んでいる本「ハルマゲドン考察」について話しかける女子生徒
昼食に誘うものの、読書中だからと断られる
群れたがるヴィータに疑問を持つマルファス
じっと見つめる男子生徒に仕方なく話しかける
男子生徒はハルマゲドン考察を以前読んだことがあるという
マルファスの感想は
多くの神話やおとぎ話が書かれているのは良いが、話を活かした考察がない
男子生徒も同じ意見を持つ
情報量は多いが考察の部分がイマイチ浅い
男子生徒はハルマゲドンを本当に起こるものとして危機感を持っている
まず幻獣による被害がある、幻獣はメギドラルから来ている、など話が合うマルファスと男子生徒
また昼休みにここに来るとサムは言う
サムにとって大事な時間となった昼休み
次の休みに王都に行くことを提案される
大きな本屋でハルマゲドン関連の新しい本を探す
初めて休みの日に生徒と出歩くことになるマルファス
王都にて
夕方まで本屋で立ち読みしていた二人
別の休みに読みきれなかった分を最後まで読もうとするサム
重装備の騎士団を見つけて立ち止まるマルファス
王都周辺の怪物を退治するために大規模で行動している様子
サムは自分の過去について話し出す
彼は幻獣に、目の前で家族を皆殺しにされてしまった
悔しさから研究を始めるサム
幻獣の被害はハルマゲドンの予兆と考え始める
学者としてハルマゲドンを阻止しよう、とも
マルファスに力を貸してくれと頼む
二人はハルマゲドンを止めるための研究を進めることに
サムは幻獣も、それを使役するメギドも憎いと言う
自身がメギドであることを知ったらどうなるか、心配するマルファス
学校にて
マルファスはサムに話すことを決意する
親友になれると言うサム、しかし話を聞けばその言葉は言えなくなる
マルファスは自身がメギドであると打ち明ける
メギドから追い出された追放メギドであり、メギドラルの知識は全て自分で見て知ったことだと
耐えきれず立ち去るサム
傷つくなら早い方がいいと考えるマルファス
サムは学校を休んでいた
胸にぽっかり穴が空いたような感覚を覚えるマルファス
そこにサムが現れる
いつもの場所に移動する二人
学校を休んだサムは王都に行き、追放メギドについて調べていた
今のメギドラルと追放されたメギドは敵対している
つまり、敵の敵は味方として二人は味方でいられると考えた
安心するマルファス、二人は友達のまま、ハルマゲドンに対抗する方法を研究することに
感想
男子生徒ことサムはよく勉強してますね!ヴィータなのに「幻獣」という言葉を使ってますし。
と思ったらめちゃめちゃ苦しい過去を背負っている…家族を幻獣に殺されたヴィータは多いんですね。
そしてマルファスとサムの爽やかな友情…!途中危うい方向に進むのかとビビりましたが(^ω^;)
サムの過去は辛すぎますが、これからマルファスと一緒に研究を進めることで少しでも対抗できれば、前に進んでいけるのかも。
自身がメギドであると伝えるときのマルファスは緊張したでしょうね…。
しかしサムはメギドである、というだけで拒絶したりせず、追放メギドについてしっかり調べて友達で居続けることができた。賢い。
マルファスのキャラストーリーは特に戦闘シーンなども無いのですが、メギドとヴィータの考え方が描かれた、印象に残る物語でした(^ω^)