護界憲章とハルマゲドン、軽すぎる剣と重すぎる盾など
クヴァール広場
外の様子を王様に報告するソロモン
一行は城門で幻獣を迎え撃つことに
カマエルと共に王都に侵入した幻獣を倒す一行
しかしガブリエルから攻撃の中止命令が届く
王都の中ではフォトンバーストの犠牲者が数百人も出ていた
フォトンバーストは大きくなり家ごと人々を破裂させている
そんな中、城門が幻獣によって破られてしまう
ソロモンはフォトン溜まりが繋がった瞬間に指輪の力で辺境に転送・解放する
王都をフォトンバーストから救った一行の元に地下から幻獣が遅いかかる!
護界憲章の重要性
護界憲章が王都にあることは「公然の秘密」だが、詳しい場所は伏せられている。
扱いを間違えればハルマゲドンが起こってしまうほど重要なもの。
感想
ブネとカマエルは激しいですね…!本来仲が悪いとされるハルマとメギドの姿を垣間見たような。
でも基本、カマエルの方がケンカ吹っかけてるよね?激しいハルマもいたもんだぜ。
でも結構気が合う部分もあったり…?パワー系同士、なにか通じるものがある。
そしてどんどん指輪の力を応用していくソロモン。巨大なフォトン溜まりすら、指輪に吸収して同時に辺境まで移送してしまいました!
ソロモンの指輪自体をゲートにする大技…確かにこんなことができるなら勝算がある!と言い切れますね。
儀式でフォトンを動かし、王都の外で吸収することも学んだため、応用できたとのこと。
もしやソロモンはめっちゃ器用なのでは!?
この行動はガープですら支持せざるを得ない。うーむ、理想を追うだけでなく結果をしっかりと出せる男だな、ソロモンは。
ゲハイムニス秘層
幻獣は憲章を破壊してハルマゲドンを起こそうとしていた
そのためにフォトンバーストを起こし、憲章の場所を索敵
最大の人口密度を誇る王都にあってフォトンバーストが起こらない場所
つまりヴィータがいない不自然な場所を探すためだった
カマエルは憲章がある秘密の階層について渋々話す
秘密の階層では王様とシバ、ガブリエルが集まっていた
ソロモンは幻獣を蹴散らしながらシバたちと合流する
地下から襲いかかる巨大幻獣を撃退する一行
しかしソロモンとシバたちは考え方が合わず、決裂してしまう
憲章とハルマゲドン
メギドが勝手にヴァイガルドに入ってこれないという条項があり、従わせる絶対的な効力がある。
追放メギドや一部の方法でしかメギドが来れないほどの力があるとのこと。
しかし幻獣が来ることは禁じられていない。
もし破壊されてしまえば、ヴァイガルドを守ってきた超常的な力が失われ、あらゆる条項が無効になる。
そうなるとメギドから何千何万の軍勢がヴァイガルドを制圧しに来ることになり、対抗するために同じ数のハルマもやってくる。
そして戦争に発展、つまりハルマゲドンが起こってしまう。
感想
ガブリエルは王都の住民の命より、憲章を護ることを優先したのは合理的な判断なのかもしれない…でもソロモンには受け入れられないんですよね。
軽すぎる剣と重すぎる盾、どちらの考え方が正しいのか。どちらも正しいのかもしれません。
王都の民の命よりハルマゲドンによって失われる命の数の方がずっと多くなるなら、犠牲を少なくするためにとったシバたちの判断は正しいですよね。
でも、ソロモンたちの言い分に共感しちゃうんだよなァ。
これで2章も終わりですが、メギド72の世界におけるそれぞれの立場と考え方がよく描写された章だと思います。熱いですねえ!